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敷き布団の素材は主に天然繊維と化学繊維に分かれます。
天然繊維:木綿・羊・らくだ・ヤクなど
化学繊維:ポリエステル・ウレタン・低反発など
◆天然繊維の特徴
吸水性がある、保温力が強い、放湿性がある、静電気が起きにくい(木綿)
◆化学繊維の特徴
吸水性がない、保温力が弱い、静電気が起きやすい
中には、天然繊維と化学繊維をミックスしたものもありますが、ポリエステルの利点である軽さを目的とするならば、30%ほど混ぜるなら保温性、吸湿性では影響はありません。
よく「羊毛混」などという敷き布団がありますが、僕が実際中綿を見たところ半分以上がポリエステルと思われるものもたくさんありました。
上の写真の敷き布団の場合ウールとポリエステルが各50%ではありますが、中心にウレタンがあり、実質ほとんど化学繊維の敷き布団なのです。※下の写真参考
さらに、化学繊維は静電気を引き寄せます。するとどうなるか?ホコリなどを寄せ付けてしまい、咳・鼻水などのアレルギー症状、アトピーなどの化学物質過敏症を引き起こす要因となり得るのです。
上の写真が敷き布団の角の部分です。ホコリがたまっているのわかりますか?
アレルギーの原因がここにあるのかも?
それぞれのわたの特徴を図に示しました。ご参考ください。
種類/特徴 | 保温性 | 放湿性 | 耐久性 | 打ち直し | 重さ |
木綿わた | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | △ |
羊毛 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
らくだ | ◎ | ◎ | ◎ | × | ○ |
ポリエステル | × | × | × | △ | ◎ |
上記の表は当店独自の調査によるものです。
上記によると、らくだ、羊毛などの動物性のわたは保温力、放湿性に特にすぐれており耐久性も高いものとなっております。
羊毛に関しては打ち直し出来ます。
木綿に関しては保温性、放湿性に優れており、天日に干せばふっくらとする特性があります。そして、何よりの強みはつぶれても打ち直しで新品同様に蘇ることです。
らくだに関しては打ち直しは出来ません。
ポリエステルに関しては打ち直しを受けてくれるところはあるものの、敷き布団としての機能は劣ります。しかし軽いという利点はあります。
ただ、どのわたに関しても、生産・採取した地域によって差は出来きます。
これらのことをきちんと説明できるふとん屋さんなら心配ないでしょう。
ふとんの仕立て屋さん:運営者 ふとんの長谷川