※お知らせ
年始休業のお知らせ
1月1日(水)〜6日(月)まで休業させていただきます。その間にいただいたメールなどの返信は7日(火)以降になります。
お問い合わせなどは、 090-9156-4951もしくはお問い合わせフォームよりお願いいたします。
ここでは当店の羽毛布団リフォーム(打直し)手順・方法について説明いたします。
羽毛布団がお客さまより送られてくる
お客さまより羽毛布団が送られてきます。毎日にように送られてくるので、お名前の管理をきちんと行っております。
当店より直接回収できる地域(千葉県野田市・流山市・柏市・松戸市・鎌ヶ谷市・埼玉県松伏町・春日部市・越谷市・三郷市・さいたま市岩槻区・茨城県坂東市・守谷市・つくばみらい市・常総市)は直接当店より回収に伺います。
袋を開封し全体の状態を確認する
次に袋から羽毛布団を取り出して全体の状態をざっと把握します。汚れやシミ、広げて羽毛の偏り、生地の傷み具合をチェックする。
生地をさわり、どのくらいのランクの生地かなどをチェックします。お客さまの中には、羽毛布団を点検して、それに見合った生地に仕立て直すようご要望される方も多いので、この作業は欠かせません。
羽毛布団の商品タグを見る
次に行うことは商品タグの確認です。この商品タグには様々な情報が書かれています。羽毛の種類や量・ダウン率などです。ですが、長年使用しているとこのように消えて見えなくなっている布団の方が多いですね。
羽毛を取り出す
そしてその後は羽毛を取り出します。商品タグに書かれているもとのは違う場合も残念ながら少なくありません。ですので、この羽毛の取り出しチェックは欠かせません。
ダウンチェッカーに入れて状態の詳細をチェック
その後ダウンチェッカーという箱に入れて羽毛のダメージ状態などをチェックしランク付けします。羽毛の状態によっては残念ながらリフォームしないほうが良いもの、また大幅に羽毛が減ってしまうものもあるからです。
また、先ほどの生地のチェックと同様、同じランクの羽毛を補充してほしいというお客さまに対応するために行う作業です。
この作業はダウンプロフェッサーの資格をもつ当店の6代目長谷川 英則が行っておりますが、この作業だけでは羽毛の産地・種類などは特定は不可能です。ですが、ある程度の判断は可能です。時にはパソコンのマイクロスコープでチェックしています。
工場に持っていく前に個人でしっかり管理する
その後工場に持ちこみますが、たくさんの羽毛布団あるので個人名でしっかり管理いたします。正直いい加減なお店はこのあたりの対応ができていないようです。
ここからは羽毛布団工場でのリフォーム工程についてお伝えいたします。
羽毛の生地をカットして羽毛を取り出す
羽毛布団の生地をカットして羽毛を取り出します。カッターなどで生地それぞれのマスを切っていきます。
同時に羽毛を除塵機に送ります
切りながら取り出した羽毛を除塵機に送り込みます。掃除機にように吸い込まれていきます。
除塵機で除塵する
除塵機で2回除塵します。除塵とは切れた羽毛など、ダメージがひどい羽毛と洗浄して使える羽毛と選別する作業です。2回行うことでより洗練された羽毛だけが残ります。
洗浄する(プレミアムコースのみ)
次に行うことは洗濯機で羽毛自体を洗浄します。画像を見ると、ドラム式洗濯機の窓からノズルみたいなものがついております。このノズルを通って除塵された羽毛が洗濯機に送られてきます。
このノズルがついていないものはおそらく、羽毛を直接洗わず、羽毛を袋などに入れて洗浄していると思われます。当店の自慢は羽毛を直接洗浄しているということです。
洗浄した羽毛を乾燥機に送る
洗浄し終わった羽毛を今度は乾燥させなければいけないので、乾燥機に送る作業をします。
高温で一気に乾燥する
そして乾燥機で高温で一気に乾燥させます。一気に乾燥させることにより、よりふっくらとします。時間がかかると匂いが残ったりするので、高温で行います。
乾燥した羽毛をバッグに入れる
乾燥し終わった羽毛をバッグにつめます。完全個別管理をしています。
羽毛吹き込み機に
バッグから吹き込み機に羽毛を移します。吹き込み機とは側生地に羽毛を詰め込む機械です。
さらに新しい羽毛を補充してかき混ぜて均等にさせます。
生地に羽毛を吹き込む
そしていよいよ羽毛の側生地に羽毛を吹き込んでいきます。1マス1マス均一になるよう吹き込み量を確認しながら吹き込んでいきます。非常に慎重な作業です。
最後にミシンで口を閉じる
最後に側生地の吹き込み口をミシンで閉じて完成です。
完成!
これで完成です。この一連の作業の流れをみると非常に大変です。これだけの作業をするので、1日当たり羽毛布団が出来上がるのが8〜10枚程度なのです。
その代わり当店はきっちり個別作業しているので、ご安心してご注文くださいませ。
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ふとんの仕立て屋さん:運営者 ふとんの長谷川